永井哉多がオープニングレースを逃げ切る ~川崎競輪場~

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永井哉多
思い通りのレース運びで予選を逃げ切った永井哉多選手
降班組の機動型を封じて2日目以降へ弾み

 7月28日(木)に幕を開けた川崎ミッドナイトF2のオープニングレースを制したのは新鋭の永井哉多(東京・121期)。一番人気に推されていた田村風起のまくりを封じて堂々と押し切ってみせた。
 「前受けも考えたんですけど、初手の位置は中団が理想でした。(相馬が)切った上を叩いて先行しようと思っていたので。押さえたあとは落ち着こうと思っていたんですけど、内からこられないかって考えたり。緊張はそこまでしなかったんですけど、まだちょっと焦ってしまっていますね。最後もタレてしまっているので、後ろについていただいた先輩のおかげです」
 
 前回の青森初日は最終ホーム付近からのロングまくりで制しているが、ようやくやりたいレースで白星を手に。
 「前回は後ろから押さえに行ったんですけど、切れずにブーメランみたいになってしまって。結果的に焦って仕掛けていったんですけど一人になってしまったので。そういう意味ではやっとやりたいレースができたのでそこは良かったです。同期の3人なみんな強いし、ゴールデンキャップを獲得している二人(村田祐樹と齋藤雄行)はもちろん強いですし、野崎(翼)さんはレースが巧い。三人は先に決勝を経験しているで、自分も決勝に上がれるように頑張りたいです」
 
 同期のライバル3名もしっかりと準決勝へと勝ち上がっている。永井哉多も負けじと初の決勝の舞台を目指して積極的な走りで結果を求める。

細川和輝記者

2022年7月29日 01時14分

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