勝って兜の緒を締める畑崎大輝 ~青森競輪場~

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畑崎大輝
地元戦で負けられない
「落ち着いてる感じがある」

 10月3日に青森ミッドナイト競輪が開幕した。最終7Rに登場した地元の畑崎大輝(青森・127期)は突っ張り先行で快勝。初日予選の連勝を5に伸ばし、悲願の初優勝へ幸先のいいスタートを切った。

 地元初登場だった7月は番手を回った選手に差されて初日2着発進だったが、今回は見事な逃げ切り勝ち。それでも満足する様子はなく「作戦通りに走れたが、上がりタイムを見たら…。前半をもっと踏んだら良かった。トップスピードが出ていなかった」と反省点を挙げる。前半12秒4、後半12秒2。スピードに乗せてラスト1周に入ることが重要と振り返った。

 「落ち着いてる感じがある」と地元戦の重圧には負けていない。今シリーズに向けて八戸の自転車競技場で師匠の木村弘や大川剛などS級レーサーたちと汗を流してきた。「強い選手にちぎれるぐらいじゃないと練習しても自己満足で終わってしまう」と志が高い。トレーニングに取り組む姿勢や競走に対する心構えがいいだけに、実りの秋はメキメキと力を付けていきそうだ。

 本格デビューから6場所を走り、まだ優勝がないが、それも時間の問題だろう。地元戦で勝利の美酒を味わうためにも、準決勝は白星と内容の両方にこだわる。

小野祐一記者

2025年10月4日 02時12分

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