近藤翔馬が特進を決めた! ~小倉競輪場~

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近藤翔馬
9連勝を達成してガッツポーズ
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大谷靖茂
今年初優勝を決めてホッとした様子
1、2班戦は大谷靖茂が今年初V

 3月13日(日)に最終日を迎えた小倉ミッドナイトはチャレンジ戦で近藤翔馬(愛媛・119期)が佐藤竜太(愛知・119期)の番手にはまると後続の仕掛けに合わせてまくり返して3場所連続完全優勝を達成して1、2班戦への特進を決めた。
 「特進できてうれしい。誰もこなければ先行するつもりだった。でも佐藤君ひとりだったから出させました。緊張はしたけど、いつも通り走れたと思う。後ろの岡崎さんは前回からずっと一緒だったから心強かった」と念願の特進を決めて喜びを爆発させた。「四国の119期の中でいまだにチャレンジにいるのが自分だけだったので、8連勝まできたからには1回のチャンスでしっかりとつかもうと思っていた」と有言実行の3場所連続完全Vで納得の表情を見せた。「今のままでは1、2班では戦えないと思っている。自分は地脚でスピードがないから、現状の力では前へ出切れないことがあると思う。この勢いでS級まで駆け上がるっていうよりも1、2班でしっかりと力をつけていきたい。あくまでも自分のペースで力をつけていって、近い将来に四国の同期たちに追いつきたいし、追いつきます」と同期たちが次々とS級へ上がっているが、地に足をつけて冷静に自分自身を分析している。着実に力をつけているだけに、一歩一歩、S級への階段を駆け上がっていく。

 A級1、2班戦では4車結束した中部勢の番手を回った大谷靖茂(愛知・93期)が屋良朝春との競りを凌いでゴール前で奥出良を差し切り今年初優勝を達成した。
 「やっぱり福岡は相性がいいですね。自分の位置が狙われることは分かっていたし、いつもと違う緊張感があった。最近は番手を回らせてもらうことが増えて失敗ばかりしていたから今回はちゃんと結果を出せてよかった。屋良君との競りもヨコの勝負っていうよりも脚の勝負になったのが良かった。最後は余裕がなくてぎりぎりでしたね。中部で並んでゴールしたのは分かっていたんですけど」とレースを振り返ってくれた。「この優勝で次の地元・豊橋ミッドナイトでも初日特選に乗れそう。この勢いで地元戦も優勝を狙って頑張りたい」と次走への意気込みも語ってくれた。

池端航一記者

2022年3月13日 23時56分

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