小川真太郎がS班の平原康多を破り準決勝に進出 ~四日市競輪場~

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小川真太郎
3月名古屋以来の記念決勝を目指す
完璧なレースプランを練ってS班攻略に成功

 四日市競輪場で開催されている開設71周年記念『泗水杯争奪戦』GⅢは2日目が終了。2日目、最終レースで平原康多(埼玉・87期)が敗れる波乱の決着。金星を挙げたのは久米良(徳島・96期)で、立役者となったのは同県の小川真太郎(徳島・107期)だった。

 「先に切れば、小原君が駆けてくれるだろうと。(菊地)圭尚さんの番手まくりももしかしたらって。もし平原さんがカマしてくればスイッチする予定でした」と手の内を明かしてくれた。

 「2コーナーで仕掛けたけど、そのままいくと3コーナーで坂口さんに飛ばされてしまうと思って。(外併走で)待ってから勝負しようと。休んでから踏んだのでそこまで出は良くなかったですけど、なんとか行けたんで良かった」と完璧な読みとレースプランを遂行しきってS班を撃破してみせた。

 「この組み立てしかないと思っていたので。今回は直前に練習できたのが(結果に)出たと思う。久しぶりに自力戦で思い切りいけたし、気持ち良かった」と納得の表情を見せた。

 「良くなってきた感触が自分の中でもあるけど、これで調子乗ったり満足したらダメなので。これを続けていかないといけない」と気を引き締めた。準決勝は10レースに出走する。細切れの4分戦なだけに、レースセンスと立ち回りの巧さを武器に再び波乱の決着を引き起こすか注目したい。

池端航一記者

2022年11月11日 22時46分

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