成績上昇の金澤竜二が今期初Vへ ~取手競輪場~

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金澤竜二
準決終了後、入念に自転車を整備し決勝に挑む
原点に立ち返り成績向上

 11月22日から取手競輪場で開催されているF1シリーズ『KEIRINフェスティバル』は明日24日(木)に最終日を迎える。第9レースのA級決勝戦に出場する金澤竜二(福島・91期)が本来の力を取り戻してきた。

 「バック数を増やしたのはA級に降級してから楽をし過ぎてバック数も0回になりそうだった。S級点も取れなくなり、気持ちを切り替えた。それが良い方向に向いてくれた」と原点に立ち返ったことで成績、バック数、競走得点が上昇した。

 「先行しても残れるようになったし感触も良くなってきた。前に出ちゃえばどうにかなると自分の中で思っている。ただ20代前半の選手とレースをするのはキツいですけどね」と40代が目の前に迫っていて若手を相手にするのは苦労している様子。

 「来期もA級なので今期こそは来々期のS級点を取りたい。今の点数では油断できないので頑張りたいですね。今はだいぶ状態が良いので」と決して安全圏にいる立場ではないだけに高い集中力を保っている。

 決勝戦は「西日本勢は並んでほしくない」と願っていた通り、城戸俊潔と谷元奎心は連係せずに3分戦となった。今期の優勝はまだないだけに、狙い澄ました一撃でS級点を手繰り寄せる優勝となるか注目だ。

池端航一記者

2022年11月23日 16時02分

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