第76回高松宮記念杯競輪が開幕 ~岸和田競輪場~

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古性優作
ビシッと決めたスーツで前検日入り
大会2Vの実績を誇る地元の絶対的なエース

 6月17日から岸和田競輪場を舞台に第76回高松宮記念杯競輪が幕を開ける。決勝までの勝ち上がりは東西に分かれ、初日から3日目にかけて行われる一次予選1、一次予選2はポイント制。2走合計のポイントによって4日目に行われる白虎賞(西日本)、青龍賞(東日本)と二次予選への切符を賭けて争われる。

 地元の古性優作(大阪・100期)は初日の11レースに登場。5月の青森で行われた全プロ記念競輪で投入した新車がマッチした様子で、万全の状態で地元ビッグを迎える。
  
 「ここに向けてしっかりとトレーニングをした。長年の疲労の蓄積があって、青森の(全プロ)前にオーバーヒートした。10日近く休んだし、しっかりトレーニングして疲労感が残らないように調整をしてきたつもり。とにかく1走してから。青森の時にフレームのメーカーを変えて、このままですね。みんなからも良かったって言われましたし、自分の中でも今年の中で一番楽に走れました。練習ではカーボンばかり乗っているので、競走用の自転車(の感覚)はわからない。セッティングは練習ではわからないし、レースで走ってみないと。(昨年までは2年連続で優勝している大会だが)しっかりと目の前のレースで力を出し切って、結果がついてきたらうれしい。気を引き締めて1走、1走、走れれば。S班で言ったら郡司(浩平)君だったり眞杉(匠)君だったり、清水(裕友)君もめちゃくちゃ強い。S班じゃない選手でも強い人は多いですし、スピードなら自分よりもすごい。でも自分はスピードがないってわかっているから勝てる。もっとスピードがあればもっと勝てると思いますけど。しっかりと力を出し切って勝ち切れるように頑張ります」

 昨年に引き続き白虎賞の権利獲得を目指して初日から変幻自在な走りで別線を翻弄する。

細川和輝記者

2025年6月16日 16時00分

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