犬伏湧也が通算4度目のGⅢ制覇 ~奈良競輪場~

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犬伏湧也
優勝カップを手に笑顔を見せた
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ゴール線向けてハンドルを投げる⑨番車の犬伏湧
圧巻の逃げ切り勝ち

 9月28日(日)に奈良競輪場で京都向日町競輪開設75周年記念「平安賞in奈良」の決勝戦が行われ、唯一のS班として参戦していた犬伏湧也(徳島・119期)が鮮やかなカマシでV。通算4度目のGⅢ制覇を達成した。
 レースはスタートで雨谷一樹が飛び出し、関東勢の前受けとなる。その後ろに近畿ラインが入り、九州コンビ、四国勢と並んで周回する。残り2周半で山田庸平が押さえにいくと、金子がそれを突っ張る。九州勢は3、4番手に入ると、赤板ホームをめがけて三谷竜生が仕掛ける。金子を叩いた三谷が先頭に立つと、後方からすかさず反応していた犬伏が打鐘めがけて一気に巻き返して主導権を奪う。犬伏は勢いそのままにグングン逃げると、後続の追撃を振り切って優勝した。

 「(優勝できなくて)ずっと苦しかったのでほっとしている。グランプリも走っていない中でS班になって、S班になった以上は勝たないといけないレースもあるので。遅いですけど、優勝できて良かった。しっかり落ち着いて一発で決められたら二人で決まるかなと思っていた。スピードを貰いながら踏み込んでいけたし、タイミングも良かったと思う。ゴールまでスピード感良くいけたので、抜かれなかったのは自分がも成長している部分かなと思います。もっと優勝できるように頑張りたいです」

本吉慶司記者

2025年9月28日 17時22分

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