並々ならぬ思いで臨む中村嶺央 ~立川競輪場~

「今回は自分のためというより、人のために走りたい」
8月17日から立川競輪場でF2ガールズシリーズが開催される。前半はチャレンジ戦となり、今シリーズは129期の新人3名が参戦。そのなかでも注目は、中村嶺央(千葉・129期)。実力は129期のなかでもトップクラスとの呼び声高い逸材だ。
デビュー戦のルーキーシリーズ松山はいきなり完全Vを果たし、本デビュー後の松戸でも完全V。7月の取手決勝は連勝で挑んだが準V。前回のルーキーシリーズプラスでも決勝で勝ち切れず、近況は悔しい結果が続いている。
「力があればどんな展開でも(チャレンジ戦を無敗で)特班できたと思うし、力不足。前回(ルーキーシリーズプラス)はアドバンスのルールだったし、1着に価値があると思って走りました。脚というよりは学のなさを感じました。同期で特別昇班を決めた伊藤京介にアドバイスをもらったりして、いい時間は過ごせました。また(特別昇班を)目指すというより、目の前の一走に集中したい」
8月13日から14日の未明にかけて、『令和8年8月千葉豪雨』が発生。自身も被害を受け、今シリーズは並々ならぬ思いで臨む。
「自分も車に乗っていて家に帰れなくなってしまった。車中泊をしたり避難所に行ったりして、いろいろな人に助けられました。周りの人がかなり被害を受けたし、苦しんでいる人を見ると心が痛い。自分は競輪選手という立場だし、僅かな力ではあるけど、被災者の方を勇気づけられたらと思っています。今回は自分のためというより、人のために走りたい」
初日は12時22分発走予定の4Rに登場。中村が渾身の走りで被災者へエールを届ける。

髙野航記者
選手詳細データ
中村嶺央 選手 千葉・129期















