柿澤大貴がまくり快勝 ~松山競輪場~

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柿澤大貴
菊池岳仁(写真左)を柿澤大貴(写真右)が上手く操縦して勝ち上がる
二次予選は後輩の菊池岳仁と初連係

 競輪界初のG3リレー開催が6月10日に開幕。昼間開催の福井G3に続き、ナイターのG3シリーズ「第13回国際自転車トラック競技支援競輪」が幕を開けた。前半のガールズケイリン予選1では鈴木美教(静岡・112期)、山原さくら(高知・104期)、佐藤水菜(神奈川・114期)の3人がそれぞれ人気に応えて快勝。男子は一次予選8個レースで勝ち上がりを争った。メインの特選は柿澤大貴(長野・97期)が豪快にまくって圧勝した。

 G3リレー開催の初日を締めくくる12レースは超細切れ戦。2車単のオッズ10倍以下がない混戦レースを柿澤大貴が強烈なまくりで制した。
 「作戦で考えていた通りに走れました。力まずにいい感じで行けました。先行選手がいない時にしっかりタテ脚を出しておかないと、どんどん位置がなくなりますからね。1着なんで、感じはすごくいいです。初日なので体もフレッシュでした」
 3度目のG1出場となった5月京王閣ダービーでは4走目にG1初勝利を挙げるなど、追い込み選手として、ここに来て一気にランクを上げている。
 「先行選手に信頼してもらえる追い込み選手になりたい。身近に諸橋愛さんという目標もいますからね。これから厳しい戦いになっていくけど、気持ちでは負けないように。練習は宮下(一歩)君や中嶋(宣成)君たちに引っ張ってもらって、すごくいい環境の中でできている。弟子の堀江省吾もデビューしたし、いろいろ教えていくことが自分のためにもなると思っています」
 2日目11日の二次予選9レースは菊池岳仁(長野・117期)とタッグを組む。「一緒の開催も今回が初めてだし、連係するのは楽しみですね」。このクラスでは負けられない。同県の後輩をしっかりリードして連勝を決める。

笠原裕明記者

2021年6月10日 23時58分

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