佐々木雄一が通算400勝を達成 ~小倉競輪場~

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佐々木雄一
レース後に共同会見場で400勝ポーズを決める佐々木雄一選手
頼れる同県の後輩をリードしてつかんだ勝利

 11月23日(火)に最終日を迎えた第63回朝日新聞社杯競輪祭の1レースで佐々木雄一(福島・83期)が通算400勝目となる白星を挙げた。1999年8月14日に地元のいわき平競輪場でデビュー。2016年10月15日に富山競輪場で300勝を達成しており、ベテランの域に達成しながらも約5年というスピードでさらに100勝を積み重ねた。
 レースは目標の高橋晋也が後ろ攻めを選択。赤板過ぎに竹内雄作が率いる中近ラインを押さえて先頭に踊り出ると、そのままピッチを上げてレースを支配。番手を回った佐々木雄一が車間を空けながらリードして直線でシャープに抜け出した。
 「今日はもう晋也君がやりたいレースでって思っていましたし、それが後ろ攻めだったので。自分が勝てるように走ってくれればって思っていました。最後4コーナーで櫻井(正孝)君のコースを空けたつもりが、藤岡(隆治)さんが入ってきていたみたいで。しっかり確認していれば櫻井君と決まったと思うしミスですね。400勝勝は意識していなかったですし通過点ですね。でも今回は連日、いい番組を与えてもらいながらも生かせなかった悔しさが残りますね。思い出の一勝? とくにないですね。負け戦でも勝ち上がりでも1着は1着なので。目の前の一戦、一戦を頑張っていくだけですね」
 
 ここまで結果を出せずにいたが、前回から投入した新車の手応えは決して悪くなかった。最終日にしっかりと結果を出して今シリーズを締め括った。

細川和輝記者

2021年11月23日 15時33分

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