決勝は番手回りの栗本尚宗 ~川崎競輪~

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栗本尚宗
呼吸の合った連係を見せる
器用な菊池竣を全面的に信頼

 川崎競輪ミッドナイトF2は、8月2日(土)に最終日が行われる。決勝7レースに進出した栗本尚宗(千葉・113期)は、菊池竣太朗に前を任せていく。

 準決の栗本は、すんなりと好位を取り切って2コーナーまくり。吉田元輝の激しいブロックをうまく受け流してまくり切ると、塩崎隼秀の追撃を退けて連勝をつかんだ。

 「ちょっと最近は競争が詰まり過ぎてて、今回はかなり厳しいと思ってました。ただ、初日から修正して、良くはなっています。準決はブロックをかわせたし、うまくいった。今回はしのがないとって思ってたけど、連勝はしのぎすぎっすね(笑)」

 決勝は、菊池と南関2車となった。ラインの前後は、菊池が前を回って、栗本が番手。この並びは初めてだという。

 「すごい昔に、チャレンジから上がったばかりの自分が菊池君の前を回ったことがあった。今考えれば、よく回してくれたなって感じですよね。しかも、その時の菊池君は連勝中だったんですよ。結局僕は失敗して、菊池君が自分でまくって優勝。彼はその次の開催で特進したんです。脚が違うし、もう前を回るとは言えないです。菊池君は脚があって、器用なんで、自分は追走に集中したい。どこで(仕掛けて)行こうが、対応できるようにしたい。連れていってもらいます」

 デキが良くないからこそ、菊池の存在は頼もしい限り。まずはマークに専念して、最大限の援護をしたい。

熊谷洋祐記者

2025年8月2日 00時46分

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