3度目の正直で9連勝を決めた！

　8月30日に川崎競輪場でF1シリーズの最終日が開催された。第11レースでは谷内健太（京都・125期）が優勝。これで3場所連続で完全優勝を果たしてS級へ特別昇級となった。谷内は過去に2度、S級への特別昇級のチャンスがあったものの、どちらも失敗しており、今回が3度目の正直となった。

　レースは前受けから5番手まで車を下げると、逃げる阿部架惟都を2コーナーからまくりで一気に仕留めた。ライン3車できっちりとまくり切り、ラインで上位独占を決めて、9連勝を達成した。

　準決勝のあとには「今回は強い気持ちを持って走れていますね。（特進を）決めたい。（これまで2度失敗していて）特進できないっていう悪い流れを払拭したい。（決勝で失敗した7月）岐阜は力を出せずに終わったんで、そうならないように」と過去に失敗しているだけに、今回こその気持ちを全面に押し出していた。
　「（今回の直前に）京都支部の合宿に行って、いろんな人と練習して刺激になった。（状態は）日に日に軽くなっています」と支部合宿でトレーニングを積み、今開催も日に日に状態が上がっていた。その中での9連勝で谷内本人もホッとしただろう。

　A級でトップクラスの機動型が初のS級昇格。A級時代と変わらない積極果敢な仕掛けでS級の猛者たちに挑んでもらいたい。

• 選手詳細データ

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  谷内健太 選手京都・125期