山田英明選手 プロフィール

山田英明選手の基本情報

ycm
  • 指数

    89
  • パワー
    ランク

    11
  • ヤマダヒデアキ 山田 英明

    登録地 佐賀

    年齢 41歳

  • 期別 89期

    登録番号 014047

    戦法 追捲

    調子

  • 今期級班 S級1班

    前期級班 S級1班

    次期級班 S級1班

  • 直近4カ月得点 111.62

    今期得点 112.95

    前期得点 112.97

  • 練習地 武雄

    生年月日 1983年3月29日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン53実績41デンジャ33差し脚72ダッシュ68機動力53

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ14ダッシュT37追込タイプ71

山田 英明選手 スポット・インタビュー

何かをつかんで競輪祭へ

山田 英明

山田 英明

 今年のビッグレースでの優出は3月ウィナーズカップでの1回だけ。九州で最もタイトルに近い男と言われる山田だが、どこか今年は存在感が薄かった。寬仁親王牌での確定板入りは一度もなく、タテにヨコに何でも出来る山田らしい走りは影を潜めていた。
 「寬仁親王牌では、ずっと体がなんかおかしいなって感じだったんですけど、地元に帰って整体で体を調べてみたらギックリ腰みたいになってた。治療して、練習もしたけどまだ絶好調とは言えないかな。でも、今回(防府記念)はあっせんされたメンバーもいいですし、競輪祭に向けて鍛えてもらいにきた」
 万全の状態ではないなかで挑んだ防府記念は、準決勝で敗退。「何かをつかみたい。何かをつかんで競輪祭にいけるように」。前検日からそう話していたが、準決勝終了後にももう一度口にしたのが印象的だった。
 最終日は、地元の桑原大志と渡部哲男を背負っての自力戦。徹底先行の蕗澤鴻太郎や、今節は仕掛けが早かった三谷竜生が相手だっただけに、山田の早仕掛けは想像するのが難しかった。レースは、青板バックで三谷が蕗澤を切ってレースを動かし、山田が三谷を押さえて赤板。蕗澤の巻き返しが遅いとみるや、山田は一気にペースを上げて先行態勢に入った。蕗澤は外に浮き、三谷のまくりは桑原の執念のブロックで不発。最後は桑原が山田を差してラインワンツー。桑原は「一周なら(先行も)あるかなと思ったけど、ド先行の蕗澤君もいるし、二周とは…。自在性の選手の山田君が二周行ってくれた。その気持ちが嬉しい」と、称えた。きっかけを欲していた山田にとって、このレースは大きな価値があるだろう。
 「強めに踏んで出て、最悪番手をさばいてもいいかなとも思っていた。でも、蕗澤君が若干モタついているなって気がしたので。こんだけ中四国がいるなかで、桑原さんの前は俺かよとも思った(笑)。でも、桑原さんと、(渡部)哲男さんも、他地区ですけど信頼できる先輩。いつも気が抜けた感じで走っているわけではないけど、なんかパリッとしないというか、そんなレースが続いていた。先輩のおかげで気持ちが入りましたね。まだモヤの中を走っている感じだけど、今日のレースはよかった。まだ煮え切らないところもあるけど、収穫はありました」
 ほんの少しでも、確実に何かはつかんだ。レース後に晴れやかに話す表情を見ると、そう感じずにはいられなかった。

2021年11月6日 更新

さらに上のステージへ

山田 英明

山田 英明

 全日本選抜、高松宮記念杯、共同通信社杯と昨年は3度、ビッグのファイナルの舞台に勝ち進んだが、今年はまだゼロ回。山崎賢人をはじめ、九州の若手が出てきている中で、年齢的にも総合力が求められる難しい立場に置かれている。
 「後輩が上がってきて、番手を回る機会が増えているのでしっかりやらないと。(目標の選手が)ここで行くのかっていうところで仕掛けたり、自分が行くだろうって思ったところで仕掛けなかったりするから、そういうのを合わせるスキルを付けていかないといけないですね。ちょっとずつ、信頼されるようになりたいです」
 そう思えるのは、山田自身がこれまで偉大な先輩たちの前で頑張ってきたからだ。
 「大塚(健一郎)さんとか、小野(俊之)さんみたいに後ろがしっかりしていると、僕が安心して仕掛けられるし、内も絶対にしゃくられないだろうって思える。だから、余裕をもってレースを走れるんです。それはラインの強みになるから、自分も頑張りたいですね。(山崎)賢人がいるとチャンスだし、山崎と山田で並んだらイヤだなって思われるようになりたいです」
 今年のG1も残り2つ。来月の寬仁親王牌では、5着までがローズカップを走れる、日本競輪選手会理事長杯に出走する。
 「オールスターとか、共同(通信社杯)もありましたけど、全プロ(ケイリン優勝)で理事長杯が決まった時から、気持ちはここに向いていました。最近、フィーリングが合ってきて、噛み合ってきたなっていうのがあるので、迷いなく走れています。気持ちも充実しているので、あとはしっかり体調を崩さないように気を引き締めて練習します」
 賞金でのグランプリ出場は難しい現状ではあるが、照準を合わせる寬仁親王牌。そして地元地区で開催される競輪祭と、チャンスは十分。山田の反撃はここからだ。

2019年9月28日 更新

闘志は消えず

山田 英明

山田 英明

 競輪祭の激闘から1カ月。今年最終戦を迎えた山田の目には、再び闘志が宿っていた。
 「残念だったけど、グランプリ争いができて経験になりました。ここが今の現状と思って。でも、来年こそは、絶対(GPに)出てやると思っています」
 18年は全日本で着とスタートダッシュに成功。その後も4月武雄記念をV、共同杯を着などGレースで好走を見せた。そして、賞金ランク上位に付けて臨んだ競輪祭。優出ならGP出場が見えたが、準決勝で敗退して悲願は叶わず。
 「(競輪祭の準決が)終わった瞬間は、しょうがないと思いました。周りからは競輪祭の準決のことを言われるけど、1年間を通してチャンスはありました。共同を獲っていたらグランプリに行けているだろうし。そういうのをモノにした人が、グランプリに出られている。オリンピックみたいに4年に一回なら落ち込むけど。来年もあるし、戦いはずっと続くので」
 多くの仲間と共に再び輪界の頂へ歩みを進める。その中には、18年後半から頭角を現した超新星・山崎賢人との連係も大きな鍵だ。
 「(山崎が出てきて)チャンスですよね。自力でもやれていたけど違う戦法でも勝てる様に。そうすれば、レベルアップすると思う」
 不安や葛藤に目を背けないのが、山田の強さ。19年の末、立川の地で光を放つ姿を願ってやまない。
 「結局は自分との戦いですし、自分を信じている。やっぱりG1を獲ってグランプリに出たい。そこを目指して。僕の特技は諦めないことですから」   (工藤)

2018年12月27日 更新

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