巧みな組み立てを披露

　3月25日にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」EXTRA STAGE ラウンド7の1次予選が行われた。4Rにはタイトルホルダーの早坂秀悟が出走し、巧みな立ち回りからまくって白星発進を決めた。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避し、6コースの松本一成が前を押さえにかかるも早坂がその動きをけん制。松本は一旦車を下げて立て直しスパートを開始すると残り2周半を過ぎた辺りで先頭に躍り出る。早坂は俊敏に松本を追いかけて2番手を確保。車間を空けながら後続をけん制し、最終２コーナーから踏み出すと松本を一気に捕らえて先頭に立ち、追走した冨尾享平を振り切った。

　「自分以外に動けるタイプは松本さんだけだったし、松本さんを先行させて番手に嵌るか、自分が先行して松本さんに先行させないかの二択だった。一回、松本さんが引いたのがわかったから、そこからは自分が先行しようと思っていたけど、その後にすかさず松本さんがきたの切り替えた。もうワンテンポ早く仕掛けても良かったけど、とりあえず勝てて良かった。前半の着順から考えると2次予選は遠藤（勝弥）とあたる。強いのは知っているし強敵だけど頑張りたい」

　昨年2月のシーズンゼロ ラウンド6で優勝を果たして以来しばらくタイトルから遠ざかっているが、近況は徐々に調子を上げて復調の兆しを見せている。復権を果たすべく、まずは2次予選で連勝を決めて無傷で準決進出だ。

• 選手詳細データ

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  早坂秀悟 選手茨城・90期