9カ月振りの予選1着スタート

　8月8日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド16の1次予選が行われた。3RにはA級上位で活躍する今藤康裕が出走し、2番手確保からまくり気味に追い込んで白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると2コースの久保光司が先にインを切ってそのまま先行態勢に入る。佐藤啓斗が3番手に追い上げ、今藤はその動きを追走し4番手を確保。残り1周半から仕掛けた佐藤に乗ると、後位からまくり上げた野中祐志に合わせて残り半周でスパートを開始して、ゴール前で逃げる佐藤を捕らえた。　
　
　「本当はゴール前まで待とう思っていたけど、野中君が仕掛けてきていたし、被らないように早めに踏んだ。自分は早めに踏み過ぎるとタレてしまうので、うまく徐々にスピードに乗せながら抜きに行った。予選1着スタートはあまりないし、展開が向きました。SA混合戦より流れが緩かったし脚を残せたのも大きい。ナイトもしっかり相手を見ながら考えて走りたい。状態はいつも通りだけど、勝てたしセッティングもこのままでいきます」

　タイムトライアルの自己ベストは10秒217と、追い込み選手としては破格のタイムを保持している今藤。A級シリーズの今節なら格は上位の存在で、悲願の初優勝を飾るシーンも十分にありそうだ。

• 選手詳細データ

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  今藤康裕 選手岐阜・99期