中川聖大が特別昇班 ~高松競輪場~

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中川聖大
スピードあるまくりで特別昇班を達成
同期の特班を阻止した勢いで9連勝

 3月24日開催の高松FIIモーニング最終日第10レース・A級チャレンジ決勝に出走した中川聖大(福岡・121期)が、5番手から最終2コーナーからの鋭いまくりで1着。この優勝で中川は、2月立川FIIモーニング、3月静岡FIIナイターに続き3場所連続での完全優勝を達成し25日付けでA級2班へ特別昇班を果たした。

 高松の決勝は、大越啓介(栃木)―大澤裕之(埼玉)の関東勢を付けて、河野淳吾(神奈川)が単騎戦。矢部駿人(岡山)ー小川将二郎(徳島)―水木裕聡(高知)の同期2人が並ぶ中四国勢との大きく分けて2分戦。前受けした中川は中四国勢を受けて、河野も切り替えたことで5番手で打鐘を迎える。一本棒のままレースは進み、中川は2コーナーからまくり発進。小川が車間を空けて援護態勢を整えていたが、ブロックの上をスピード良く通過。そのままゴール線を一番で駆け抜けた。

 連勝が始まった2月立川では、同期の長谷川飛向(東京)が特別昇班をかけていた。「連勝を止める」と有言実行の走りで破り完全Vを皮切り自身が特別昇班を達成した。吉岡稔真氏を師匠に持ち、『不動會』の一員として園田匠や岩谷拓磨らと切磋琢磨。同じ舞台に立つためにも、1・2班戦での活躍を誓う。

角田祐馬記者

2023年3月25日 14時27分

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