オールドルーキー近藤圭佑「あとはレース勘」 ~京王閣競輪場~

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近藤圭佑
潜在能力は高い
昨年36歳でデビューした121期の最年長

 3月26日、京王閣競輪場でミッドナイト競輪「Kドリームス杯」の初日が行われた。チャレンジ予選の3レースに出走した近藤圭佑は突っ張り先行で地元の藤光健一とワンツー。「前と車間を空けて突っ張ることができた。いままでは、うまくできなかったことも、だんだんとできるようになってきた。1回突っ張ったあとにジャンのところで出られた部分は反省ですね。毎回、反省点があるので、一歩ずつやっていければ」と日々のレースで経験を積んでいる最中だ。

 「山信田(学)さんが師匠なんですけど、練習グループには森田(優弥)君、(藤田)周磨、同期だと、中山拓人、山口多聞がいて、いいメンバーの中でやることができている。練習でのタイムなども含めて、そっちでは大丈夫なんです」とS級戦士や、ルーキーチャンピオンレースにも出場した山口らとの練習で手応えはつかんでいる。

 冬期五輪種目でもあるスケルトンからの転職組で「今回生では僕と長谷川(裕一)君が最年長ですね」と36歳でデビューしたオールドルーキー。「あとはレース勘」と語る通りに持ち味のパワーをレースで発揮することができれば、決勝戦でも安定した成績を残せるようになるだろう。

 27日に行われる準決勝では南関勢が4車と強力な布陣だけに、粗削りなルーキーがどう挑むか、注目したい。 

小山裕哉記者

2023年3月27日 01時42分

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