「迷いなく走れるように」

　青森ミッドナイト競輪が28日から開幕する。チャレンジ戦には127期のルーキーが５人参戦。２Rに登場する五輪拓巳（東京）は適性出身で自転車競技歴は短いが、ポテシャルが高い東京期待の新鋭だ。

　本格デビュー初戦の岸和田初日に初白星をゲットし、最高の競輪人生をスタートさせた五輪。２場所を走りどちらも決勝進出とまずまずの滑り出しだが「ライン戦に慣れていないのでレースが下手くそ。今まで映像で見ていたものと、実戦では全く違った」と反省ばかりが口をついた。

　それでも「脚力的には戦える」と自信もチラリとのぞかせる。「迷いなく走れるようにしたい。判断をしっかりしたい」と今開催のテーマを挙げた。

　高校まではバスケットボールに打ち込み、社会人として働きながら競輪選手を目指した異色のルーキー。名字の「五輪」から自転車競技でのオリンピック出場を目指すのか気になるところだが「レベルの差は分かっています」と苦笑い。今は「競輪」を走るのが楽しいと感じられるように、一戦一戦ベストを尽くす。

• 選手詳細データ

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  五輪拓巳 選手東京・127期