古性優作が悲願のG1タイトル奪取 ~いわき平競輪場~

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古性優作
3年前の悔しさを同じ舞台で晴らした
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脇本選手の番手から鋭く踏み込み1車輪抜け出した所がゴール線
意識改革の先につかんだG1タイトル

 8月15日(日)にいわき平競輪場で行われた第64回オールスター競輪の決勝戦は古性優作(100期・大阪)が脇本雄太をリードして見事につかみ取った。3年前の当所で行われた第61回オールスター競輪決勝で脇本雄太に離れてしまった悔しさをバネに、日々進化、日々成長を続けながら同じ舞台で見事にうっ憤を晴らしてみせた。

 「信じられない。影が反射していたのでゴールしてから1コーナーくらいまでわからなかった。平原さんが後ろにいたのが分かったのでしゃくられないように。新田さんが仕掛けてきてどうカバーするかでした。巧くいきましたけど、脇本さんが最後まで粘っていただけですね。脇本さんを差すことを目標にやっていた時期もありましたけど、差は開いていった。自力で先輩を連れて行く選手になれば戦いやすくなると心境の変化があってそれが、今回連係したときに結果として出たのかなって。1班なのにオリオン賞に選んでもらったファンのおかげで最高のスタートが切れて、その期待に応えられたのかなって。村上義弘さんの存在が大きくて。追いつくことはできないですけど少しでも近づこうと成長できた。今回がたまたまと言われないように、今まで通りG1を獲ることを目標にやって2回目を狙える準備をしていきたい」
 
 悲願のG1タイトル奪取してもをなお、常に前を向き、さらなる先を見据えて己を高めていく古性優作なら今年中にも2つ目のタイトルを獲ったとしても不思議ではないだろう。近畿の中心として競輪界の中心としてこれからも進化を続けて輝きを増していく。
 

 

細川和輝記者

2021年8月15日 21時54分

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