坂本貴が若手顔負けの逃走劇 ~京王閣競輪場~

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坂本貴史
「京王閣は相性良い」の言葉通り会心の走りを披露
狙うは準決で節目達成

 12月12日(月)から始まった京王閣競輪場『後閑信一名輪会杯&報知新聞社杯』。

 開催初日10レースでは坂本貴史(青森・94期)が前受けからの突っ張り先行で、直近12場所のバック数20本以上ある伊藤慶太郎を出させずに逃げ切り、北日本ラインで上位を独占した。

 「平沼(由充)さんがスタートを取ってくれたし、伊藤君の気持ちに負けなければ良い結果のレースになると(突っ張った)。出られたら脚がないだけと思えるので。駆けてみるときつかったですけど、ラインがしっかりしていたし2分戦だったので。相手はバック数が20本以上あるし、最近の動きを見ていても良いレースをしていた。それなら自分が苦しいレースをしてでも相手を苦しめたかった。ラインが生きるレースをできた」と会心の走りに手応えは十分。

 これが通算299勝で節目の300勝にもリーチをかけたが「一戦、一戦なので」と油断することはなく準決勝10レースへ気持ちを引き締めて臨む。

角田祐馬記者

2022年12月12日 22時00分

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