池田勇がフレームを戻し手応えをつかむ ~立川競輪場~

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池田勇人
9月弥彦以来の白星発進で終始笑顔
混戦の準決勝を突破するか!?

 立川競輪場で開催されているF1シリーズは12月17日(土)に初日が終了。初日の8レースで白星を挙げた池田勇人(埼玉・90期)はフレームの迷いから抜け出したようだ。

 「前回のいわき平まで同期の北津留(翼)君のフレームを参考に作ったモノを使っていたけど、終わってから思うところがあって今回から以前使っていたオーソドックスなフレームに戻した。顔見せの段階から軽くて余裕もあったし全然こっちのほうが良かった。改善する点はあるけど、やっと目途が立ちました」とフレームを変えたことが功を奏して復帰3場所目で久しぶりの白星をつかんだ。

 「守澤(太志)君に色々と聞いたりして乗り方とかも意識してやっている」と2年連続でS班となっている守澤に、助言を求めていることも上向いてきているひとつの要因だ。

 「番手を回るときはまずは前で頑張ってくれる自力選手と決めることを一番意識している。余裕があるときは3番手を固めてくれる選手にもチャンスがあるような走りを心掛けている」とこれまで機動型として頑張ってきたからこそ、番手を回った時は自力選手と決めたい気持ちが強いようだ。

 18日(日)の準決勝(11R)は初日に好連係を決めた鈴木輝大と再タッグで、3番手は同県の宿口潤平。別線も強敵ぞろいだが、迷いのなくなった池田が一波乱を起こすかもしれない。

池端航一記者

2022年12月17日 18時40分

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