古性優作が脇本雄太と共に別線を迎え撃つ ~和歌山競輪場~

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古性優作
グランプリ同様に脇本雄太と呼吸を合わせてライバルを一蹴
3年連続で今年も和歌山グランプリから始動

 1月12日(木)から和歌山競輪場を舞台に開設73周年記念『和歌山グランプリ』が幕を開ける。昨年のKEIRINグランプリを制した脇本雄太(94期・福井)がシリーズリーダーとして迎え撃つ。グランプリでも脇本雄太と呼吸を合わせた一昨年のグランプリ王者の古性優作(100期・大阪)が初日特選からタッグ。近畿地区はもちろん、2023年の競輪界を引っ張っていくのは間違いなくこの二人だろう。改めて古性優作にグランプリで感じた脇本雄太の強さを語ってもらった。
 「グランプリの脇本さんは本当にさすがでしたね。グランプリ前日の夜に急に仕上がった感じで。コンディショニングはもちろんですけど、メンタル的にもここ一番でピークに持っていく強さはさすがでしたね。ほんまに強かったですね。一昨年はグランプリを優勝して去年も和歌山から始まりましたけど、今年もここから頑張っていきたいですね」。

 昨年はG1タイトルを2つ獲得しているが現状に満足することなく、さらなる高みを目指しながら近畿地区の今後を創造する。
 「今年はもっと近畿の層を厚くできるようにしていきたいですね。現状の自分の力では脇本さんの前を走るっていうのは邪魔になるだけだと思うんですけど、自分の脚力をもっともっと上げていっていつか前を回れるように。まだ前を任せてもらったことはないですし、自分が前回りを志願できるような状態に持っていけるようにしたいですね。近畿がいっぱい勝ち上がっていって決勝だったりで、もしかしたら脇本さんと別線っていうのもあるかもですし。もしくは脇本さんと自分にそれぞれ前がいての別線っていうのも面白いのかなって。それくらい近畿の層を厚くしてければって思っているんで」
 昨年は尊敬する村上義弘が引退。絶対的な〝カリスマ〟的存在であった村上義弘がいない今、〝魂〟を継承する古性が覚悟を持って脇本と共に競輪界を引っ張っていく。

細川和輝記者

2023年1月11日 16時41分

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