古性優作が初日特選を制す ~和歌山競輪場~

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古性優作
初日に感じた修正ポイントを整理して二次予選に臨む
それぞれが役割利を果たして上位を独占

 1月11日(木)にシリーズ初日を迎えた開設74周年記念『和歌山グランプリ』は予選メインの11レースで3連単で18万円を超える特大配当が飛び出すなど、波乱のレースも多く、地元地区の近畿勢は苦戦を強いられていた印象であったが、初日特選に登場した近畿の3名は悪い流れを断ち切る走りで別線をまとめて一蹴。2日目以降に向けていい流れを作り初日を終えた。
 
 後ろ攻めとなった寺崎浩平は冷静に別線の動きを見ながら打鐘から力いっぱい踏み込み主導権取り。番手の古性優作がうまく車間を空けながら中団から巻き返しを狙ってきた坂井洋をh引き付ける。3番手の東口善朋はしっかりと内を締めてコースを探す佐藤慎太郎に隙を与えない。古性優作が直線でシャープに抜け出して新年初戦の大事なレースを白星で飾った。

 「(寺崎は)気合が入ってましたね。それまでの近畿勢がパッとしなかったんで、寺崎も気合が入ってたんだと思います。坂井君の後ろに(佐藤)慎太郎さんが付いてるかチェックして、大きく持っていくと誰かが内に入ってくるコースができちゃうなと。でも、持っていこうと思ったタイミングで坂井君が止まったんで、最小限の動きで。あとは坂井君を目掛けて飛んでくる人がいるかチェックして。全部見えてました。寺崎君は近畿の自力としてキーマンだと思ってますし、初日にしっかり連係できて、このコンディションでワンツースリーまで決まって良かった。自分はちょっと体の使い方が分からなくなってる感じなんで、できる範囲で修正したい」
 
 初日特選は寺崎浩平の番手回りで制した古性優作は二次予選の11レースに登場する。地元の藤田勝也と鷲田佳史を背に隙のない立ち回りでS班の実力を示す。

細川和輝記者

2024年1月11日 18時28分

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