「同期の黒沢征さんの分まで頑張る」

　4月29日から京王閣競輪場で開催されているF1ナイターは初日が終了。第8レースでは地元の鈴木輝大（東京・113期）が援軍を失うピンチをものともせず、逃げ切りS級でのホームバンク初勝利を決めた。

　「前を取って突っ張るつもりだったので何とか突っ張り切れて良かった。ただそこから流し過ぎてしまった。駆ければ良かったけど、自分の先行一車みたいな構成だったし、距離的もキツいと思って…。別線が来たときに駆ければと思っていたけど、踏んでいればラインに迷惑をかけることはなかった」と白星を挙げても笑顔はなく反省しきり。
　「S級に戻ってきて9車立てはあれだけど、7車立ての感覚はやっと思い出してきた。脚自体は問題ないと思うから組み立てとかそのへんをちゃんとしてきたい」と3月の平塚から勝ち星が増えてきており、S級の流れを思い出してきた様子。
　「初日特選で同期の黒沢（征治）さんが落車したのは残念でした。今回は連係できるチャンスがあると思っていたので。黒沢さんの分まで頑張りたい」とやる気を見せた。
　準決勝は11レースに登場し、山田雄大と連係し3番手には佐藤真一が控える。ラインで呼吸を合わせて地元で決勝に勝ち進む。

• 選手詳細データ

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  鈴木輝大 選手東京・113期