125期の小川三士郎が連日の積極策で存在感をアピール ~富山競輪場~

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小川三士郎
攻めの走りで準決勝も見せ場を作る
『ダッシュがないので、地脚を生かして主導権を取れるように』

 8月1初日にシリーズ2日目を迎えた開設74周年記念『瑞峰立山賞争奪戦』の8レースに登場した小川三士郎(徳島・125期)が攻めの仕掛けに出て強敵撃破に成功。月森亮輔とワンツーを決めて二次予選を突破してみせた。
 「赤板ではあんまり(脚を)使ってなかったので、もう一段階、上げたかった。けど、そこまで踏み上がらなかった。山口(拳矢)さんが外にいたのがわかったんで、行かれたら終わるなって。そこだけは気をつけて踏みました。月森さん、中村(昌弘)さんが付いてくれて、ラインのおかげですね。自分のペースでだと(別線に)行かれるんで、人に合わせながらモガかないとダメだと思って。ちょっとオーバーペース気味に駆けてどこまで粘れるかでした」
 
 125期の在所成績は26位の小川ではあるが、先行回数は第9位。自分の長所と短所を理解して、養成所の頃から攻めの姿勢を貫いてS級までたどりついた。 
 「まさか準決勝まで勝ち上がれるとは思っていなかったんで良かったです。自分はダッシュがないので、まくりだとジワジワ伸びていく感じになってしまう。先行で勝てるようになりたいので。地脚を生かして主導権を取れるように」
 スピードを立ち上げるまでが現状の課題ではあるが、スピードに乗り切ってしまえば持続力は高い。準決勝は藤井侑吾の胸を借りて持てる力を振り絞る。

細川和輝記者

2025年8月1日 18時49分

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