郡司浩平が今年6度目の記念制覇! ~青森競輪場~

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郡司浩平
賞金ボードを掲げて記念撮影
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郡司浩平
優勝トロフィーと共に
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後続の追撃を振り切る3番車の郡司浩平
「日々の練習を怠らずに上を目指していきたいです」

 9月23日に青森競輪場で開催された、青森競輪開設75周年みちのく記念競輪GIIIの決勝戦は初手から好位をキープした郡司浩平(神奈川・99期)が2コーナーまくりで押し切った。これで今年6度目のGIII制覇を成し遂げた。GIII優勝はこれで通算27度目となった。

 号砲とともに5番車の菊池岳仁がスタートを取る。そのラインの後ろに郡司浩平と南修二の即席タッグ、地元の新山響平が率いる北日本勢が後ろ中団。河端朋之は後方からのスタートとなった。赤板で後ろ攻めの河端が切りにいくも誘導との車間を空けていた菊池が突っ張り出させない。打鐘前には初手と同じ並びとなると、打鐘4コーナーから菊池が一気にペースを上げて最終ホームは一本棒で通過。好位3番手をキープした郡司は前との車間を取りながら、荒井崇博が車間を空け始めた所を逃さず、2コーナーからまくる。逃げる菊池をバック線で捕らえると、後続の追撃を振り切りゴールした。

【優勝者 郡司浩平選手インタビュー】
 「何回目(の優勝)というよりも、力を出し切るレースができて、それで結果が出たことに少しほっとしました。スタートはとりあえず出てみて、菊池が前を取りそうだった。新山ラインに取られないように、自分としては良い位置が取れたと思います。菊池も前を取った意味があるでしょうし、さすがに河端さんは出させないだろうと。自分は3番手で遅れないようにと意識してました。(河端が)突っ張られたあと、新山がすかさず来るかなと思って、ワンテンポ見た。新山が来なかった時点で、来たら合わせられる準備ができていました。ホームぐらいでもう1回来るかなと思って、間合いを取ってタテに踏む準備ができていた。来なかったんで、2コーナーの自分のタイミングで行きました。(荒井が車間を切る)そのタイミングで真後ろから行けましたね。(菊池が)3車ラインでしたら行き切れるか微妙だったけど、行き切れたので最後も踏み切れました。昨日(3日目)も、一昨日(2日目)も、ワンテンポ、ツーテンポ早めに仕掛けられていた中で、今日は短い距離(の仕掛け)だったので、良い感覚で踏めました。一昨日、昨日のレースが生きているなと思いました。(共同通信社杯は初日敗退で)自分で流れを崩してしまった。その後の(共同通信社杯の)3日間と、今回の4日間を自力で戦って、立て直せたと思う。もう少し良くなる感覚があるし、その感覚を取り戻しながら上を目指していきたい。賞金というよりも、G1が2つ残っているので、次のG1を目標に。地区プロもあるんですけど、日々の練習を怠らずに上を目指していきたいです」

池端航一記者

2025年9月23日 17時28分

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