渡邉直弥がS級初勝利 ~京王閣競輪場~

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渡邉直弥
S級初勝利に笑顔を見せる
兄・雄太をライバル視

 10月23日に2日目を迎えた京王閣F1シリーズで渡邉直弥(静岡・113期)がS級初勝利を飾った。

 今期S級に初昇級するも2場所目の高松で落車失格するなど苦戦を強いられていたが、9場所目でようやくS級初勝利を飾った。

 レース終了後の取材に応じ「本当は叩いて先行したかったんですけど、(望月)裕一郎さんが位置を取ってくれたので落ち着いていきました。S級の早い流れに乗れず中々結果が出なかったんですけど、この1着をキッカケにしたいですね」と喜びの声を聞かせてくれた。

 兄・雄太(静岡・105期)は開催中の親王牌に参加するなど先をいくが「練習は一緒にしますけどアドバイスは意地でももらわないですね(笑)。今は村本大輔(静岡77期・引退)さんに体の使い方や、乗り方など教わっている。来期はA級なんですけど、今はそこに向けて練習しています。S級である程度やれれば楽だと思うし、特昇してくるぐらいの気持ちでいます」と兄をライバル視つつ、今後の意気込みを語ってくれた。

 ポテンシャルを秘める若武者の成長に今後も期待したい。

及位然斗記者

2021年10月23日 15時25分

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