地元1勝を決めた副島和人 ~川崎競輪場~

ここで挽回したいと思っていた
川崎競輪場では9日からFⅡシリーズのナイター開催『オッズパーク杯』が行われている。2日目のA級1、2班戦の準決勝。
第9レースでは地元の副島和人(神奈川・105期)が勝利し一番乗りで決勝進出を決めた。
鮮やかな一撃だった。目標の池邉聖(神奈川・123期)が後方に置かれ副島は苦しい展開。しかも、池邉のまくりは不発になるのだが、
副島は2センターで内へ突くと空いたコースを踏み直線で突き抜けた。
2着になった櫻井学も「何か黄色い(副島の車番は5番車)のがきた」と言うほどだ。
副島は苦しんでいたようにも見えた。「体は悪くない」、しかし今期はS降りだが2場所とも決勝に乗れず。前回の京王閣は大敗続きだった。
それが、準決は苦しい展開の中での1着。光は見えただろう。「今回、ここで挽回したいと思っていたけど、伸びたねえ。
雨で軽かったのもあるし、みんなが脚を使っていたのもある」と話すが見事な1着に笑顔は絶えなかった。
川崎バンクは11月から改修工事に入る。副島は「出走できるにしても、後1回か2回。いや、今回が今年最後かも」。それだけに、気持ちを高め決勝に挑む。
決勝は2分戦で関東勢は福田稔希を先頭に4車結束。副島は「初日にお世話になっている」と初日特選同様に原大智-宇佐見優介の後ろを選んだ。
苦しそうな展開だが勝算はあるのか。「2分戦なので、脚をためて」。そう、原の総力戦次第では何が起こるかは分からない。地元の副島にも出番はある。
2025年8月10日 23時53分
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選手詳細データ
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副島和人 選手神奈川・105期