伊早坂駿一は逆境に負けない ~大宮競輪場~

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伊早坂駿一
好感触の新車を手にポーズで応える
練習中に落車も新車がマッチ

 2日(水)に初日を迎えた大宮競輪F1シリーズ『東京中日スポーツ・S花園寄居杯』。
 8レースでは伊早坂駿一(茨城・105期)が2着に入り、6月立川以来の準決勝へ駒を進めた。

 レースは中団からまくった佐々木眞也に乗った五十嵐力が1着。伊早坂はまくった南関勢の動きに乗って直線で外を強襲した。
 「前を取ったし本当はカマしたかったけど、磯島さんが結構踏んでいて。仕掛けられなかったけど、佐々木君が仕掛けてその動きに乗って伸びていきました」

 近況の不振の原因は、「最初は街道練習中に、次は熊本記念の直前にバンクで。落車で体のバランスがばらばらになってしまった」と今期の間に2度も練習中に落車をしてしまったこと。それでも2着にきたのは今回から使う新車の効果。「新車がすごくマッチしている。今期はもう(S級点を取るのは)厳しいけど、来期もS級なのでそこでしっかりやって105点くらい持ってA級を走れれば」と浮上へのきっかけをつかみ笑みがこぼれた。

 「明日こそは先行したい」と決意し挑む3日の準決勝は12レースに登場。強敵の菅田壱道を相手に得意の先行勝負で挑む。

角田祐馬記者

2021年11月2日 18時00分

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