上昇気配にある新鋭の中嶋樹 ~取手競輪場~

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中嶋樹
10月の高知で初優参。近況は成績も良くなり東日本開催で名を売りたい
焦らずに力を付ける

 11月9日~11日にかけ取手競輪場でモーニング開催F2が開催される。ここでは10月の高知で初優出するなど、着もまとまってきて力を付けつつある新人の中嶋樹(大阪・119期)選手に注目したい。
 「初めて走ったのは7月の弥彦です」と話す通り、東日本の開催を走るのは今回の取手が2度目。良い競走を披露して東のファンにも名を売りたいところだ。

 高校は陸上部でハンマー投げに取り組んだ。「どちらかと言えばダッシュタイプで、今は長い距離をもがく練習をしています。適性出身なので師匠の酒井拳蔵さん(大阪・109期)からは『もっとモガける』とか、『ここから踏めば』とかレースを振り返ってアドバイスをもらっています」と話す。

 大阪桐蔭高校出身で女子プロゴルファーの山下美夢有は同級生で同じクラス、席が隣だった間柄。「向こうは(4月に)優勝してしまって先を越されてしまった」と嘆くが、「徐々にだが良くなっている。焦らずに力を付けて(山下に)追いつき追い越せのつもりで頑張りたい」と一歩ずつだが、先を見据えて着実に前に進む。

木村貴宏記者

2021年11月8日 17時21分

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