地元の棟方次郎が白星スタート ~青森競輪場~

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予選3連勝中と再びキレが戻ってきている
同期との再戦は叶わなくとも再びS級を目指して…

 10月6日(木)に幕を開けた青森ミッドナイトガールズF2シリーズの5レースで地元の棟方次郎(青森・73期)が初連係の土田武志をリードして白星スタート。今年の12月に49歳を迎える大ベテランながら、近況はキレが戻ってきている印象。
 「7車立ては難しいですけど、最近は展開が向いてくれているおかげですね。ミッドナイトはいつもだったら寝ている時間帯に走るから眠くなるんですけど、最近はミッドナイトの前は夜遅くまで起きるようにしていてなんとかって感じです」。
 棟方は先日、電撃引退を発表した村上義弘と同期。常に輪界をリードしてきた同期とは戦うステージこそ違っていたが、一緒に走った思い出のレースは決して忘れてはいない。
 「たしか2年前の小田原S級決勝ですね。一緒に、しかもS級の決勝だったんで。今でも覚えていますね。あの時は弟弟子の(川崎)健次も一緒だったのをよく覚えています。やっぱり競輪は9車立ての方が面白いし、また自分がS級に戻って一緒に走りたいなって思っていたんですけどね…。それはもう叶わなくなってしまいましたけど、もう一回S級に戻りたいとは思っているので。僕が唯一、勝てるとしたら村上君の走れない年齢で走るっていうことだけなんで」。
 昨年はS級戦だったとはいえわずか4勝に留まったが、今年は今回の1着で12勝目。S級を目指すA級の若手らに揉まれながらも存在感を示し、節目の300勝も目前に迫ってきている。
 「もう少しで300勝だから頑張らないと。僕が500勝を目指すっていったら後輩がいじってくるか笑われるかもですけど、やれるところまで頑張りたいとは思っているので」。
 高いモチベーションを維持しながらS級に返り咲く日を目指して戦い続ける。

細川和輝記者

2022年10月6日 23時53分

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