レースセンスが光る小林令 ~取手競輪場~

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小林令
援護に磨きをかけ、キレあるタテ脚で完全V狙う
今期初の優勝に向け手応え十分

 4月10(月)から取手競輪場にて行われているS級シリーズは12日(水)に最終日を迎える。初日特選は前回りで白星スタートを切り、準決は番手回りの有利な展開だったが的確なサポートをから決め脚を発揮した小林令(山梨・109期)が今年の初Vを狙う。

 「2日間走った感じは良くも悪くもないですよ。準決はバックから自分で踏まなくちゃダメかなと思っていたが、尾崎悠生君(埼玉・113期)が行ってくれました。出切ってからは尾崎君を残すように踏んだが、地元の岩崎大和(茨城・94期)とのワンツーになりましたね」と関東ラインで上位独占。

 「今シリーズはタテを出そうと考えていましたが、まだ出せていない。二分戦の展開では難しいけど、三分戦になったので流れ次第では出していきたい。降級後の優勝はないが、そこまでVにこだわっていません。2年前から言われていたが最近はサポートの技術がやっと付いてきた。A級では簡単に相手を転ばせてしまうので、さじ加減が重要ですからね(苦笑)」。ヨコの動きを磨き、タテも強化されれば復帰後のS級でも活躍が見込める。

永岡孝史記者

2023年4月11日 18時10分

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