出し惜しみしない堀航輝 ~松戸競輪場~

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堀航輝
来期の1、2班戦に向け、この一か月間はさらなる積極性を心掛ける
やりたいことができるのは今の期間だけ

 6月1日から松戸競輪場でミッドナイト開催『第7回¥JOY×プロスポーツC』が行われている。初日のメインレースの7レースでは堀航輝(121期・青森)が前受けからペースをつかみ難なく逃げ切った。

 「緊張しましたね。メンタルの弱さが出て、気持ちに全然余裕がなかった。前のレースで同期の2人(田代匠・福岡、永井哉多・東京)が勝っていたから自分は不安になった」と意外な一面が見えたが「(前のレースで走る)同期の走りを見て参考になりました」と話す。久しぶりの33バンクで「駆け所を忘れている部分がある」だけに同期の走りが参考になったのだろう。
「ペースに乗せられたので良かったです。きれいに回せたし。感覚良くやっていければ」。今開催のシリーズリーダーだけに準決も負けられないだろう。

 来期は初のA級2班。7月から上のクラスで戦っていくためにも、この一か月は本人にとってもただの一か月ではない。
「(2班に上がる前の7月までは)やりたいことができる。思い切って積極的に走る。先行でやって勝ちたいし、上のクラスでもそうしたい。出し惜しみしないで走ります」。
先を見据えて走る堀がこのチャレンジ戦でさらに力を付け、来期のA級1,2班戦でも好走する姿が今から目に浮かびそうだ。

木村貴宏記者

2023年6月2日 12時17分

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