相川巧がハプニングを乗り越え14年以来の通算2度目のV狙う ~立川競輪場~

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相川巧
浅沼との競りをしのげばVチャンスはある
決勝は永井哉多の番手で競り勝負

 6月23日(金)に開催2日目を終えた立川競輪F2シリーズ『モーニング7』。最終7レースでは、地元の永井哉多が突っ張り先行。番手を回った相川巧(埼玉・98期)は直線で追い込みにいくもタイヤ差で永井に届かず2着に「抜いたと思ったけど、2着だったんで。目測を誤ったのが、うーん…」と歯がゆい思い。今シリーズは追加参戦で「今月はもう終わりっていうところに入った追加だったのでありがたかった。ここで完全Vできれば2班の点数確保のチャンスも高まるし、永井君、中山(拓人)君もいるから狙えると思って」と普段はあまり結果について語らないタイプだが、今回は前検日から一味違った。

 「優勝となれば、14年以来。チャレンジで勝ったのはそれだけなので」と今年でデビュー13年目だが優勝は1度だけ。連勝とはいかずも、決勝には進出し先の6レースで中山が勝ち上がっていたため、前検日に描いた青写真通りに決勝は中山の番手を回るチャンスはあったが、そこでまさかのアクシデント。
 中山が急性胃炎によりレース後に欠場。決勝のメンバーが組み変わり関東5人の話し合いの末、準決勝同様に永井の番手を回れることになったが、浅沼聖士がジカ競り宣言。この急展開に相川も「競りですか…。やれることをやるだけなので」と思わず苦笑い。不慣れな競りをしのいで、先行一車の永井を交わさないと優勝はなく厳しい条件へとなったが、準決勝で手応えを得ていただけに少ないチャンスを逃さないよう集中し一戦に臨む。

角田祐馬記者

2023年6月23日 14時12分

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