完全復活を果たした南潤 ~取手競輪場~

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記念競輪の決勝に乗るのが今年の目標
メリハリ付けた走りを習得中

 6月26日(月)から取手競輪にて行われているF1シリーズの第11Rにて、巧いレース運びを披露して稲垣裕之(京都・86期)とワンツーを決めた南潤(和歌山・111期)は上り調子だ。

 前受からレースを進めた南は大西貴晃(大分・101期)が赤板で押さえに動くとサッと車を引いて打鐘過ぎに巻き返して稲垣の勝利に貢献。「8割、9割は突っ張る気持ちで臨んだが、大西さんの押さえが早かったので引きました。1センターからペースを上げて感じ良く踏んだので、正直、押し切りたかったですね」と少し悔しい思いだった様子。

 それでも「すぐに叩き返せたのは良かったし、今まで単調な走りを指摘されていたが、その辺りの走りは改善されてきたと思います。準決は相手のレベルが1段階あがるので、そこで試されますね」と気を引き締めていた。番手を回って差し切った稲垣が「南君は良い頃の状態に戻っているね」とお墨付きをもらっていた。

 準決は同県の椎木尾拓哉(和歌山・93期)との連係となる。初日特選でワンツーを決めている南関コンビが相手だが、ラインの長さを生かして上手くレースを運べれば和歌山両者で決勝進出も可能だろう。

永岡孝史記者

2023年6月26日 18時22分

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