「2年間、苦しかった」二次予選1着の小林大介 ~前橋競輪場~

photo-66143
小林大介

 6月30日、前橋競輪開設73周年記念「三山王冠争奪戦」の2日目が行われ、7レースでは小林大介が1着。レースは最終ホームで目標の小林泰正が外に浮くと、小林大介は内に潜りこみ、桑原大志を張って清水裕友の後ろを確保。清水の仕掛ける様子を見ながら、最終2センターから外を踏み込み、直線で外を突き抜けた。

 レース終了後の勝利者インタビューでは感極まるシーンもあったが、その後に行われた共同記者会見場で胸の内を明かしてくれた。

 「なんていえばいいのかな・・・」最初の一言目は言葉が見つからない雰囲気。

 「調子が上がらなかったけど、今回は久々にワクワクした気持ちで入ってきたんです。本当にこんなところで(1着を)取れるんだなあとは思わなかったです。今回は感覚が良くて、2年前みたいな感じだった。この2年間は苦しかった。レース前に心臓を触ると、バクバクして、ドキドキしていたりして、前回の2日目以降、触るのをやめました。それで和歌山の後半2日間は良くなった。2年間苦しんだのが、この(勝利)1回で忘れられるのは良かった。このメンバーで勝てたのは自信になったし、励みになる」

 地元記念の二次予選で1着はなによりの良薬になったに違いない。準決勝は眞杉匠-平原康多の後ろで本線の3番手。決勝進出を目指して戦う。

小山裕哉記者

2023年6月30日 19時25分

開催情報

ページトップへ