最優秀選手賞の古性優作が登場 ~いわき平競輪場~

photo-76830
古性優作
23年はGⅠ3冠でMVP
いわき平は「競輪人生を変えてくれた場所」

 1月25日からいわき平競輪開設73周年記念「いわき金杯争奪戦」が行われる。今シリーズはS級S班の5名を始め、地元の新田祐大など初日特選特選はGⅠ決勝クラスの豪華メンバーが激突。2023年最優秀選手賞に選ばれた古性優作も出走する。

 「グランプリを獲って賞金王の松浦が選ばれると思っていたので、ビックリしました。グランプリを取るよりも難しいことなのかなって」と第一声は受賞に驚いた様子。続けて「最初に選ばれた時はどういう価値かっていうのもわかっていなかったんです。(今回の受賞で)グランプリより難しいのかと。他の人に評価していただけるのはうれしいです。(GⅠ年間3勝が)20何年ぶりっていうところを評価してもらっているのかなって。時代は変わっていくけど、今度は史上初になれたらいいですね」と唯一無二の偉業達成に向けて今年も突き進む。

 「近畿の選手、家族、お客さん、お世話になっている郡山久二さんに感謝ですね。僕がMVPってことは郡山さんがMVPです。それくらい大きい存在です」とお世話になった人への感謝の気持ちは忘れない。

 「脇本さんの強さを知ったら、満足はできない。それを知ったらレベルが違いすぎるので。自分にもああいう脚力をつけたい。日本一の選手なので。僕がジャン先行で(最終ホーム)10秒7、(最終バック)10秒7とかできたらですけど(笑)。一生満足はできないですね」と身近に〝最強最速〟の存在がいるからこそ満足することはないのだ。

 今回の状態面に関しては練習の疲労が残っている様子だったが、いわき平はGⅠ初優勝で思い出のバンク。「しっかり乗りこんできたので体はしんどいです。(開催中に)上がっていければいいけど、(疲れが)たまっていくタイプなので。その中でしっかりと自分の仕事をして走れれば。(いわき平は)自分の競輪人生を変えてくれた場所。そこでまた脇本さんと一緒に走れますからね。その時よりも進化している思います」と今回も活躍に期待が高まる。

小山裕哉記者

2024年1月24日 17時18分

開催情報

ページトップへ