高原永伍さんが逝去 ~逃げの神様として一時代を築く~

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 一般社団法人日本名輪会の髙原永伍さん(元幹事長)が令和6年2月22日に脳梗塞のため、亡くなった。84歳。
 高原さんは昭和34年6月に第13回生としてデビュー。従来の常識を覆すような持久力、トップスピードで繰り出す先行スタイルを確立させて一時代を築き上げ、“逃げの神様”として競輪全盛時代に絶大の人気を誇った。全冠達成(グランドスラム達成)はならなかったものの、昭和38年5月のオールスター競輪を皮切りに特別競輪の優勝は10回を数える。全盛期を過ぎても生涯一先行選手として長きにわたって現役生活を全うし、平成6年4月に引退。通算成績は2679走で、941勝、2着292回、3着166回だった。
 現役引退後も、日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)名誉教官を務め、日本名輪会の会員として活動するなど競輪界に貢献した。

権田浩一記者

2024年2月22日 17時27分

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