今期6Vと力を示して特班達成

　6月14日に開催最終日が行われた福井FIIの10レース・チャレンジ決勝に出走した山下祐輔（千葉・125期）が3連勝を飾り、この優勝で山下は5月弥彦FIIナイター、佐世保FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成し、A級2班への特別昇班を決めた。

　決勝戦は、赤板で後攻めの岡部陸斗（栃木・125期）が上昇し先行態勢に入ると、3番手が内に山下、外が川田真也（埼玉・125期）で併走となる。最終ホーム手前から弓矢輪太郎（三重・125期）が一気にスパートし、バックで先頭の岡部を捕らえるが、1コーナー付近で中井修（滋賀・75期）を捌いた川田が、弓矢の仕掛けを追う形から3コーナー付近からまくりを放つ。4コーナー手前で弓矢を捕らえた川田だが、山下が川田の動きに続く形から直線半ばで抜け出して堂々の9連勝を飾った。

　デビュー当初は優勝をなかなか手にできずにいたが、今期に入ってからは一変。2月大垣で悲願の初優勝を3連勝で達成すると、今期は6度の優勝と好活躍を見せた。特班を懸けた決勝戦は、同期の強豪を相手に勝ちに徹して優勝を飾った。7月からはA級2班への定期昇班が決まっていたものの、特別昇班という形で約半月早い昇班となった。