最後の力を振り絞り山田慎一郎が奮闘 ~川崎競輪場~

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山田慎一郎
残り2日間、全力を振り絞る
「息子に恥ずかしいレースは見せられない」

 6月25日に川崎競輪場で行われたミッドナイトF2シリーズの初日1レースに登場した山田慎一郎(神奈川・89期)が最後の力を振り絞って奮闘している。

 初日は北日本ラインの3番手回りを選択。「最後は突き抜ける感覚はあったんですけどね。余裕はありましたけど、思ったより進まなかったです(苦笑)」。結果はそのまま流れ込んでの3着ながら、準決勝進出を決めて、気持ち良さそうに汗をぬぐう。

 「別府の落車で初めて鎖骨を骨折してきつかったけど、最後まで諦めずに練習はやっていたんで。中学生の息子に恥ずかしいレースは見せられないんで。最後に決勝に乗りたいですね」

 2004年7月にデビューして今年で22年目を迎えたが、代謝制度により今シリーズがラストランとなる山田。「最終日は妻と息子が(家族席に)応援に来るので頑張ります」
 最後の最後まで諦めずに戦う山田の走りに注目したい。

細川和輝記者

2025年6月26日 01時54分

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