「体内時計を調整して」

　青森競輪場で9月26日、モーニング競輪「￥ＪＯＹ×プロスポーツ杯」が開幕した。初日予選5Rは永井哉多（東京・121期）が突っ張り先行で逃げ切り快勝。断然人気にしっかり応えた。

　前走の地元立川で完全優勝を飾り、勢いに乗っている男はスケールが違う。前受けからの突っ張りで2周先行。打鐘4角から田中誇士が巻き返してきたが、ギアを一段階上げて合わせると、ラストの直線でもしっかり踏み直して押し切った。

　連勝を4に伸ばした永井は「初日の傾向として最後の直線で外の選手が伸びていたけど、しっかり合わせることができましたね」と後続を完封して納得顔。「突っ張りは簡単そうに見えるかもしれないが、田中さんに叩かれていたら絶体絶命になる。出られたら自分は6、7着ですから」と安どの表情を見せた。

　状態面は日に日に上向くと言い「（モーニングで）体が起きていなかったが、刺激が入ったので準決勝は良くなるはず。体内時計を調整して臨みたいですね」。上昇一途の23歳はこのままの勢いで突っ走る。

• 選手詳細データ

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  永井哉多 選手東京・121期