雨谷一樹選手栃木Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　ジュニア時代からナショナルチームに所属し、チームスプリントの第１走者として活躍。20年にナショナルチームを引退してからは競輪に専念しているが、ナショナルチームで得た経験は今も生かされている。
　「東京オリンピックの代表選考に落選したけど、代表になれたとしてもここでナショナルチームは引退しようと思っていた。今は競輪に集中して取り組んでいるけど、練習メニューはナショナルチームの時にやっていた内容がほとんど。それに加えて今の自分に足りない持久力を上げるために、長い距離をモガくようなメニューをプラスして練習している。ナショナルチームの経験があったからこそ、今の自分がある」
　現在は競輪に一本に集中して着実に技術を磨き、Ｓ級上位で奮闘を続けている。
　「最近は人の後ろを回る競走も増えているし、前の選手のおかげで成績も良くなっている。自力選手に信頼してもらえるように、まずは連係を外さないことに集中して、仕事をしたり、Ｓ（スタート）取りで有利に進められるように、自分ができる最大限のことをしていきたいと思っている」
　雨谷一樹といえばピスト６の活躍も目立つが、近況はあと一歩のところで優勝を逃しており悔しい結果が続いている。
　「初期のころに比べると周りのタイムも上がっているし、全体のレベルが上がっている。最初のうちは競技の経験を生かして勝てていたけど、最近は余裕な感じがまったくしない。残り１周では少なくても３番手か４番手ぐらいにはいないと厳しいと思っている。勝ちづらくはなったけど競技をやっていた立場としては、ピスト６が盛り上がっていくのはうれしいこと」
　競輪とピスト６の両輪で活躍を続ける雨谷が、次に目指すのはビッグタイトル獲得だ。
　「まずは記念制覇だと思うけど、選手になったからにはＧ１を獲りたいと思っている。関東は強い若手がたくさん出てきたし、自分でもタイトルを獲得できる可能性があると思う。チャンスがきた時にしっかりモノにできるようにしないといけないし、今は２月の全日本選抜競輪に向けて、追い込んだ練習をしている。やるからには頂点を目指すこと。それはナショナルチーム時代に学んだこと。競輪でもピスト６でも一走、一走を全力で勝ちにいく姿勢は変わらない」
　これからもナショナルチームで培った経験を生かして、さらなる高みを目指して歩み続ける。

2023年2月5日更新

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