ベテランの金山栄治が波乱を演出 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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金山栄治
闘志は衰えず
いぶし銀の走りを披露

 12月30日(金)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド5の一次予選が行われた。2Rには金山栄治が出走して、人気を集めていた大西祐を差し切り波乱を演出した。
 
 レースは残り2周半で5コースの大西がスパートを開始。1コースだった金山はその動きに飛び付き2番手を確保。残り半周で車を外に持ち出すと、逃げる大西をゴール前で捕らえた。

 PIST6は今回が12回目の参戦と、経験値の高さと巧みな技で勝利をもぎ取った。
 「とりあえず前だったので切られないようにして、ペースを上げた時に飛び付ければと思っていた。もうっちょと(大西の)仕掛けが遅かったら駆けるつもりだった。想定内のレースだったし、最後は外に持ち出して行けるところまで行こうと思った。やっぱり一着は嬉しいね」

 PIST6では1コースや6コースといった極端な枠順が不利とされているが、その攻略法も教えてくれた。
 「今まで自分が1コースからそのまま突っ張て駆けていることも多いし、皆にそういうレースを見せれていることが大きいと思う。そうすればある程度のところで他の選手が仕掛けてくるし、その動きに飛び付くこともできる。普段から力を出し切る気持ちで走っている結果だと思う」

 時には3周突っ張り先行で押し切りと、49歳とは思えない走りを披露している金山。「PIST6は自分の好きなように走れるから楽しいね」と2次予選も縦横無尽な走りで連勝を目指す。

髙野航記者

2022年12月30日 13時34分

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