初参戦の吉岡優太に期待 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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吉岡優太
競技経験豊富なルーキーが初参戦
タイムトライアルは10秒477と好タイムを記録

 9月22日(月)からTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2025 9月 第3戦が開催される。実力者が揃ったシリーズとなり、3名の優勝経験者が参戦。そのなかでもPIST6で通算6Vの松崎広太(茨城・123期)がV候補の筆頭格。前回8月 第2戦で久々の優勝を飾った鈴木浩太(千葉・119期)や、荒川仁(千葉・121期)の地元勢や、現行競輪でS級1班の岡本総(愛知・105期)、坂口晃輔(三重・95期)など好メンバーがそろったが、ここでは今回が初出場となる吉岡優太(茨城・127期)に注目したい。取手一高、明治大学と自転車競技の名門に進み、23年全日本学生選手権スプリント3位、同年インカレチームスプリント3位など上位入賞の好成績を収めてきた。本格デビュー後は、8月青森での完全優勝を含め、すでに2度の優勝があるが、まだ納得の結果ではない様子。

 「特別昇班をしたいんですけど、思っていたよりも苦戦していますね。地脚がないので先行力が課題です。ダッシュ力はあるほうだと思うんですけど、そのスピードが最後まで持たないですね。高校は自転車競技のケイリン種目、大学はスプリント種目を主にやっていました。養成所に入ってからはずっとクロモリフレームしか乗っていなかったので、カーボンフレームでレースを走るのは約2年ぶり。練習でも乗っていなかったので、前検日の前日は少し練習してきました。重たいギヤを踏むほうが得意なので、向いている部分もあると思う。ここ(TIPSTAR DOME CHIBA)を走るのは大学4年のインカレ以来ですね。伊豆ベロドロームよりもハロンの駆け方が難しかった印象なので、まずは指定練習で乗ってみて。(初出場で)緊張もあるんですけど、レースではうまいことハマれば」

 前検日にはタイムトライアルが行われ、注目の吉岡は、10秒477を叩き出して全体の4位で通過したが、「(タイムトライアルは)全然ダメですね。ベストは10秒2か3ぐらいなので。それでも久しぶりのカーボンならやったほうかもしれないですね」とのこと。これまでの実績とタイムトライアルの結果を踏まえれば、今シリーズの優勝争いに加わっても不思議ではない。

中田真弘記者

2025年9月21日 16時31分

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