「特班しないとヤバい」吉岡優太は9連勝へ必死 ~取手競輪~

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吉岡優太
目指すは特班のみ
地元で初Vなるか

 取手競輪ガールズF2は、7月19日(金)に最終日が行われる。9レースではチャレンジ決勝戦が行われ、地元の吉岡優太(茨城・127期)が完全Vを目指す。

 連日、前受けには成功したものの、赤板で別線を突っ張り切れず「課題ばかりです」と、連勝にも沈痛な表情で振り返る。ただ、周囲の先輩選手からは「脚はある」とお墨付きを頂いた。ゴールデンキャップを獲得した実力者が狙うのは、地元完全V。さらに、その先の特別昇班だ。なにやら切実な理由もあるようで、決勝への意気込みをこう語った。

 「とりあえず特班はしたいと思っています。というか、特班できないとヤバい。3場所後に青森のあっせんが入っているんですけど、新幹線の切符も、前泊の宿もとってないんです。その青森の前検日前日が、ねぶた祭りと被ってるから、もしかしたら新幹線すら取れないかも。最悪前検日に車移動しますけど、それはめっちゃきつい。特班したらそのあっせんはなくなるけど、特班しないと…」

 ねぶた祭りの期間は、青森市内のホテルは軒並み満員で、新幹線のチケットが確保できるかも怪しい。これは業界内では有名な話で、なぜか自分で自分を追い込んだ吉岡なのだが、9連勝してしまえばそんな心配も無用となる。まずは地元で完全Vを決めて、次のステップへ進みたい。

熊谷洋祐記者

2025年7月18日 17時54分

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