太田海也がS級特進 ~奈良競輪場~

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いよいよS級でその爆発的な力が発揮される
前日にはバンクレコードを更新

 8月17日に奈良競輪場で行われたF1シリーズ最終日のA級1、2班戦の決勝で、太田海也(岡山・121期・A2)が別線をねじ伏せて逃げ切りで優勝。広島、玉野に続いて奈良でも3連勝。3場所連続の完全Vで、同じ早期卒業組の中野慎詞が待つS級2班に特進を遂げた。

 ナショナルチームに所属している太田は、伊豆ベロドロームで行われた先のジャパントラックカップのスプリント種目で優勝。特進がかかった今シリーズの奈良では、2日目に約30年ぶりにバンクレコードを塗り替えて、力の違いを見せていた。大学ではボート競技をやっていたが、怪我もありボート競技にピリオドを打ち自転車に転向した。それだけに自転車経験も浅く、伸びしろもたっぷりある。24年のパリ五輪をターゲットにおく太田。まずは競輪でS級にステージを上げて、トップクラスとの激突が待っている。

竹内祥郎記者

2022年8月17日 19時14分

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