先行を貫き上昇ムードの村田祐樹 ~京王閣競輪場~

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村田祐樹
養成所で3度ゴールデンキャップを獲得した逸材
役割を果たすべく風を切る

 1月1日(日)から京王閣競輪場で始まった『NEW YEAR RACE2023&日刊スポーツ杯』F2ガールズシリーズ。

 今シリーズ、注目選手の1人に挙げられる村田祐樹(富山・121期)は養成所時代から徹底先行を貫いており、8月の取手で特別昇班を果たした。1・2班戦にステージを移してからもスタイルはぶれず、11場所を走って最終バックを取れなかったレースは3走だけ。12月に入ってからは3場所連続優勝を果たすなど本格化してきた。
 「先行中心にやってきた成果が出てきました。ラインを生かせる走りをしようとすると先行が有利だと思うので。前回の名古屋決勝はまくりになったけど、それも、後方になっても落ち着いていけるとわかったことで今度からは落ち着いて駆けることができる」

 開催初日は11レースに出走し、赤板で押さえるも田中誇士が飛び付く動きをみせると4番手まで下げてからすかさず叩き返して番手の野口正則とワンツー。
「何点かミスがあったので、そういうところをなくしていければ。準決勝はラインが役割果たせるような先行をできるように」
 逃げ切ったが反省が残る内容に満足はしていない。

 準決勝は11レースに登場。1番車を得たことで「いろんな作戦が立てられる」とプラス材料を得て、再びラインで決める逃走劇に期待だ。

角田祐馬記者

2023年1月1日 21時45分

開催情報

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