同期連係で自らを奮い立たせる松田昂己 ~立川競輪場~

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同期へのラブコールが実った(写真左:松田昂己、右:神尾敬冬)
連勝こそならずも存在感を放つ

 2月3日(土)に開催最終日を迎える立川競輪場『サンケイスポーツ杯モーニング7』。

 7レースに行われる決勝へと勝ち上がった松田昂己(茨城・123期)は準決勝でベテラン増成富夫のまくり追い込みに屈し2着も、連日先行しており内容ある走りを続けて「痛めた右ひざは自転車から降りてからは気になるけど、競走中は気にならない」と万全ではないものの、しっかりと持ち味を出している。
 決勝のメンバーがそろい、関東地区からは唯一の勝ち上がりと確認すると、同期の神尾敬冬に急接近。「1人でやるよりも、誰かが付いてくれた方が気持ちが入る」と熱いラブコールを送ると、それを受けて神尾も「こういう機会もなかなかないで、まっちゃん(松田)に任せます」と同期連係が実現。

 しかし、新人連係に待ったをかけたのは片折勇輝。連係を聞きつけると即座に「松田君のハコ」と競りを宣言。神尾は初の番手回りが競りとなり「せ、競りってどうすれば」と及び腰になったが、松田の「俺の後輪見て、まっすぐ走ればいいだけ」のアドバイス?を受けて連係を決断。
 松田は「嬉しいですね。久々に同期と連係できるので。過去に2回同期の前を走ったことがあって、2回とも番手が勝っている。今回は自分も着に絡めるように、2人で決まるように考えて走りたい」と決勝に向けて自らを奮い立たせた。

角田祐馬記者

2024年2月2日 14時10分

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