新人の野中龍之介が特別昇班へ ~立川競輪場~

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野中龍之介
自然体の走りでVを決め特別昇班も決める
地脚を強化したい

 立川競輪場ではFⅡシリーズが6日から開催されており、7日は2日目の競走が行われた。第4レースの準決勝では新人の野中龍之介(神奈川・127期)が突っ張った村瀬大和を最終ホームから仕掛けてまくり快勝。8連勝で特別昇班に王手をかけた。

 初日と同様に最終ホームで後方からの仕掛け。ただ初日と違うのは初日は番手の森川剛を千切って駆けたが、準決は森川を連れ込む仕掛けだった。
「本来ならバーっといけた。カマシも全力ではなかったし、ラインで出切ってから踏み上げていくイメージで」。
番手の森川は「野中君は地脚もダッシュも強い。俺も普段は離れないんだけど。準決は俺を連れる仕掛けでも最後は一杯だった」と舌を巻く。
本人は「ダッシュタイプなので一周くらいなら持つと思うんですが、それ以上に行ける地脚を強化したい」。

 特別昇班について聞くと「勝てたらいいという感じ」と前検日から「特別昇班は意識していない」と普段通りの競走。
それでも「早く上の(クラス)人と走りたい」と話すので上で戦いたい気持ちは当然強いのだろう。

 野中の練習環境は良く「バンクにいる人と練習する時は、郡司(浩平)さんや、小原(太樹)さんとかGⅠで活躍している人もいて走り方とかアドバイスをもらったりして吸収している。
恩返しではないけど、前で走りたい」。そのためにはまずは決勝を勝って特別昇班を決めたい。決めてくれるだろう。
 

木村貴宏記者

2025年9月7日 19時00分

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