決勝メンバーが出そろう ~富山競輪場~

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写真右から藤井侑吾、竹内雄作、宮越孝治が互いの健闘を誓う
竹内雄作が番手戦で記念初優勝を狙う

 富山競輪場開設70周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」(G3)は7月25日に3日目が行われた。準決勝3個レースが争われ、ファイナリスト9名が決まった。注目の並びは以下の通り。

⑥藤井侑吾-①竹内雄作-⑧宮越孝治

③稲垣裕之-⑨三谷将太

④堀内俊介-⑦小原太樹

②柿澤大貴

⑤阿部力也

 準決勝は波乱の連続だった。最終12レースは浅井康太(三重・90期)が1位入線も失格。4位入線の竹内雄作(岐阜・99期)が繰り上がりの3着で優出を決めた。決勝は中部ライン3車。新鋭の藤井侑吾(愛知・115期)の番手が巡ってきた。
 「(準決勝は)自分のレースはできたんですが、ラスト半周は思うように踏めてなかった。人気にもなっていたのに、浅井さんに仕事をさせてしまって…。もうちょっとゴール前勝負がしたかったですね。決勝は藤井君の番手で頑張ります。若い子が出てきているので、こういうレースも増えてくる。戦法的に粘られるかもしれないけど、そこは勉強と思ってやるしかないです」

 その藤井侑吾は今シリーズがS級2場所目。記念初挑戦で3日間、先行勝負でオール連対の勝ち上がり。準決勝も強豪相手に2着に逃げ粘り、地元の宮越孝治(富山・82期)と中部ワンツーを決めた。
 「デキすぎですね。昨日は変なタイミングで行ってしまったけど、今日は流れに乗って行けました。宮越さんとワンツーが決まったのが一番良かったです。S級初決勝をまさかこんな舞台でできるとは。スピードが上がるS級は合っているかもしれないです。決勝はラインの誰かが優勝できるように、積極的に行きたいと思います」

 藤井がライン3車のアドバンテージを生かして主導権を取れば、竹内に絶好展開が訪れそうだ。16年の共同通信社杯を制している思い出の地で竹内が記念初制覇に挑む。

笠原裕明記者

2021年7月25日 19時56分

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